おれの卒業文集

大学生って卒論はあるけど、卒業文集って書かない。なので、大学時代の思い出的なことを文集として綴ります。

自転車旅初心者が埼玉→京都を行って得たたった1つの自信

夏休み突入。学生はスーパーフリータイムに突入する時期かと思います。基本的に自由な学生ですが、学業がないとバイトを詰め込まない限りは本当に自由に過ごすことができます。この何にも拘束されない自由な時間を使って普段できないことをしようと計画している人は多いのではないでしょうか?

 

そんなぼくも学生の頃は長期休みにしかできないことをやろうといつも何かしらに挑戦するようにしていました。そのひとつに自転車旅があります。直感で埼玉~関西方面まで自転車で行こう!と思い立ち、実際に埼玉→京都を行ったことがあります。自転車に関してはそんな詳しくもありません。言わば自転車初心者です。

 

初心者だからこそ自転車旅をやってみてついた自信があります。今回は自転車旅の体験談を元に得た事についてお伝えします。

 

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どこでも生きていられるという自信

自転車旅をして初めての経験が2つありました。この経験をしたからこそ前を向いて生きている限りはどこでも生きていられるという自信がつきました。その経験とは、「野宿」と「見知らぬ人の家に泊まる」ということです。

 

異常な孤独を感じる3日間の野宿

野宿をあえてする必要もなかったのですが、埼玉~京都を行くにあたって普通に行ってはつまらないと思い自分ルールというものを決めました。それが「お金を払って宿に泊まらない」というルールでした。自転車旅をしたのは8月。冬と違って外で寝ても凍死など命の危険にかかわることではなかったのでこのルールを設定しました。

 

自転車旅に出発する前はルール設定のハードルは低いかなと思っていましたが、今考えると「野宿」はけっこうハードルが高いものです。初の野宿場所は山梨県のJAバンク軒下。

「寝ている間に貴重品を盗まれたらどうしよう?」

「人が通りかかって変な心配をされて声をかけられたらどうしよう?」

「不審者扱いされて警察に通報されたらどうしよう?」

実際に野宿をすることに対してこんなにも自分がストレスを感じるんだと思い知らされました。最初の3日間は眠りに落ちる前にこんな不安を抱えていました。これがかなりストレスでした。このストレスから解放されたくて宿の調達を試みるのでした。

 

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見知らぬ人の家に泊まる

野宿のストレスが嫌で嫌でした。しかし、律義なことに自分に課したルールは絶対に守ってやろうと思ってました。そこで思いついたのが声をかけてただで泊めてもらおう!ということでした。

 

最初に声をかけたのは富山県立大学の学生。声をかけて一発OKでした。翌日は調子に乗って石川県でおじいちゃんおばあちゃんにも声をかけて泊めてもらってます。今となっては結構凄い事をしていたなと思います(笑)でも、その時は野宿のストレスから解放されたくて無我夢中でした。

 

自転車旅を終えて

「野宿」したからこそ家で寝る、屋内で寝れる贅沢さを実感しました。布団なんて本当に贅沢すぎます。何にも怯えず寝れる事がどんなに幸せなことなんだろうとしみじみ思います。

「見知らぬ人の家に泊まる」自分からアクションを起こせばそれに応えてくれる人がいるということを実感しました。声をかけられるのを待っていては何も巡ってこない。何かを得たければドンドン自分からアクションを起こすべきです。

 

今となってはどこでも寝れますし、何かやりたかったらまず自分からどんどんアクションを起こすようになっています。最低この2つが満たされればどこへ行っても生きていけるなという自信があります。この自由な夏の期間を使って自分を変えたいと思っている人は自転車旅をしてみてはいかがでしょうか。