週刊少年ジャンプがアイドルを表紙に載せない理由~マガジン、サンデーとの比較~
水曜日と言えば、マガジンの発売日。いつものようにコンビニに立ち寄って今週は橋本環奈かぁ~かわええなーとか思いながら、雑誌に手を伸ばしました。ぱらぱらとめくっていると...あれ...??いつも読んでいる連載マンガが出てこない...と思いよく見るとサンデーを手に取っていました。
マガジンじゃなかったんです。思わず表紙のグラビアの目立ち具合で手にとったサンデー。マガジンを見ると前田敦子。一方のジャンプは表紙にグラビアを絶対に採用しません。
ジャンプにグラビアを載せないのは、コンテンツが圧倒的に充実しているからだ。だから、マガジンやサンデーはジャンプのコンテンツの質を補うためにかわいい女の子を表紙に載せて読者をひきつけている。と考えていました。
しかし、どうやらジャンプが表紙に旬なグラビアを載せない理由が他にあるようなのです。そのことについて今回は考えたいと思います。
発行部数で一番多いのはやはりジャンプ
2015年1月~3月の発行部数
ジャンプ・・・2,422,500部
マガジン・・・1,156,059部
サンデー・・・393,417部
※出典 一般社団法人日本雑誌協会
ここから見てもジャンプの人気は圧倒的です。
やはり、ジャンプはワンピースを筆頭にマガジン、サンデーに比べ圧倒的にコンテンツの質が高いのが伺える結果です。コンテンツで勝てないならせめて表紙にかわいい女の子を載せて手に取ってもらおうと考えるのが、マガジン・サンデーの戦略です。
だったら、ジャンプもその1位の座を確固たるものにするために表紙にグラビアを載せてもいいはずですが、それを絶対にしません。むしろ、しなくていいのです。それは、ジャンプの読者層は少年だけでなく女性もいるからです。
少年ジャンプなのに女性読者が多い
どうやらジャンプの読者層は女性も多数いるそうです。いつもコンビニの立ち読みでは必ずと言っていいほど、仕事終わりのおっさん、男子大学生で埋め尽くされるので個人的にはとっても意外です。
女性読者が多い。つまり、ターゲットを必ずしも男性に絞っていないのでジャンプは女性グラビアを表紙に載せなくてもいいわけなんです。