おれの卒業文集

大学生って卒論はあるけど、卒業文集って書かない。なので、大学時代の思い出的なことを文集として綴ります。

400円の工夫で居酒屋業界をかけ上がる「塚田農場」の感動サービス

こんにちは。たかつーです。

 

「塚田農場」っていうお店に行ったことありますか?

 

塚田農場は宮崎県出身の居酒屋さんらしく、

現在は都内にも出店してきているお店です。

 

この塚田農場、ぜひ一度訪れみてください!!!

接客のクオリティがとても高いです!

 

ぼくは、先日家族と久しぶりのご飯で訪れたのですが、

お酒を飲みながら接客を楽しめたのは、

ゲイバー以来でした。(笑)

 

感動を与えるサービスというのは、こういうことなんだな!

と接客の仕事をしていたり、飲食業界など経営している方は

とても学びが多いので訪れるべきです。

 

今回は、

そんな塚田農場の感動サービスを生み出す仕掛けを考察してみました。

 

1.お客とコミュニケーションをとるゴールデンタイムをつくっている

基本的にチェーン店などのマニュアル化されたような飲食店は、

お客さんのテーブルまで品物を持って行って、

提供をして終わりです。

 

その時間は、1品あたり3秒ほど。

 

従業員は、接客をしているというよりは、

品物を運ぶ人になっています。

 

 

接客に個人差はあると思いますが、

わざわざお客さんの席に滞在して、

積極的に話をかけてコミュニケーションを取って、

仲良くなって、追加注文もらおうとする、、、

 

 

やる気満々なバイトは中々いません。w

 

 

 

ならばと、塚田農場は、

コミュニケーションを取らざるおえない、

マニュアルを作ってしまうのです。

 

 

塚田農場に行って特徴的だったのが、

料理の提供の時に、必ずその料理の説明を付け加えていることでした。

 

さらに、鍋の料理提供の時は、

具を出して終わりではなく、

具を鍋に綺麗に盛りつけて火をつけるところまでをやってくれます。

 

盛りつけるまでにしばし時間がかかります。

この間こそがお客と店員をつなげるコミュニケーションの

ゴールデンタイムなのです。

 

普通の居酒屋が、

お客のテーブルに滞在する時間が10秒だとしたら、

塚田農場は、その3倍!

従業員がお客のテーブルにいる滞在時間が長いのです。

 

テーブルに長くいることをマニュアル化することで、

バイトも逃れられないお客のコミュニケーション時間を作りだしているのです。

 

 

 2.お手洗いの場所をわざと分かりずらい場所にしている

1のお客とコミュニケーションをとる仕掛けに被る部分があるのですが、

 

メニューだけでなく、

お店の空間全体もコミュニケーションをとる仕掛けをつくっています。

 

例えば、お手洗いの位置。

ぼくがお手洗いに立った時なのですが、

お手洗いの目印を探そうときょろきょろします。

 

「あれ、看板みたいなのが見当たらない...」

 

と言うセリフが頭によぎったのを見計らったように、

店員さんが、

「化粧室でしょうか?^^」

とさわやかな笑顔で聞いてきてくれます。

 

そして、

「こちらご案内します!」

と言って、扉の目の前まで案内してくれたのです。

 

ぼくは、場所を教えてもらえればよかったのにな~と思ったのですが、

やはり扉の前まで案内してもらうのと、教えてもらうだけよりも、

好意的でいいな~と感じさせます。 

 

あとあと、

上手いホスピタリティの創り方だな~と

しみじみ感じてました。笑

 

 

3.注文してないサービス

普通の飲食店だったら、注文されたものだけを提供します。

ビールを頼んだら、ビールしかでてきません。

当たり前なのですが...

 

塚田農場はこの盲点をつきます。

注文もしていないサービスをしてくれるんですね。

 

例えば、

鶏の鉄板焼きを頼んだら、

鉄板焼きを食べたところに、

鶏のおいしい油で炒めたライスを持ってきてくれるなど。

 

はたまた、

接客のゴールデンタイムで得た情報を元にこんなものを提供してくれたりと。

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とにかく、サービス精神が半端ないです!

 

この頼んでもいない注文は、

基本的にこちらを喜ばせようとしてやっていることなので、

とても親切心を感じます。

 

ささいなサービスかもしれませんが、

この「当たり前」をぶっ壊すところに

「おっ!他の店とはちょっと違うな!」

という感動を創ることができているのです。

 

以上、

塚田農場に行ってみてのホスピタリティ考察でした。

 

たぶん色んな人との交流好きなぼくだから、

楽しめたのもあるかもしれませんが、

 高単価、質で勝負する接客業ならかなり参考になります。

 

なんでこんなことができるのかを検索してみると、

HPにその仕組みがちゃんと載っています。

 

注文していないサービス提供も

「400円の創意工夫」という、

客単価4,000円の1割、400円分を無料でサービスできる権限がアルバイトを含む

スタッフ1人1人に与えられているそうです。

 

気になった方は、百聞は一見にしかず!

ぜひ訪れることをおすすめします。

 

 

ありがとうございました。

 

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参考サイト

AP流の接客

tsukadanojo.net