意識→無意識の法則。補助輪つきよりもペダルなし自転車の方が二輪車に早く乗れるようになるわけ
こんにちは。
たかつーです。
今回は、自転車に乗れるようになるまでの過程から
意識→無意識の法則についてお話したいと思います。
僕の近所では、よく3~5歳くらいの子どもが道で遊んでいることがあります。
ボール遊びや、お絵かきなど様々なことで遊んでいて、
今日もやっているなと思いながら特に干渉することもなく横を通り過ぎます。
ある昼下がりの出来事でした。
ぼくにとっては異様なものを目にします。
それがこちらでした。
ペダルなし自転車です!
ぼくの小さい頃の自転車の記憶は、
補助輪付きの自転車だったのでかなり違和感があったのです。
このペダルなしの自転車が目についてからは、
自宅から駅までに行くまでに4台ほど発見しました。
人気なんだ―と思い調べてみたところ、
どうやら「最低30分で二輪自転車に乗れるようになる!」
という小さい頃のぼくからみたら、固定概念が崩れさる優れモノ。
しかし、よくよく考えてみると、
確かに人の習性を上手く捉えているな!ということに気づきました。
その人の習性というのが、
意識→無意識の法則です。
人は基本的に1つのことにしか意識を傾けることができません。
2つ以上のことに同時に意識を傾けようとするとどちらも上手くできません。
では、自転車に乗れるようになるまでには、
どんなことに意識を傾けているのかを分解したいと思います。
自転車に乗れるようになるまでの5つのステップ
1.バランス感覚を取る
2.前方を確認できるように視線を前に向ける
3.重心を傾けて曲がる感覚を身につける
4.ハンドリングする
5.ペダルを漕ぐ
と、この5つができるようになって初めて自転車に乗れるようになります。
補助輪をつけての練習は、おもに4・5の練習のみです。
補助輪→二輪車
に移行した時は、上記1・2・3のことを同時に意識しなければならなかったため、
かなり乗れるようになるまでの道のりが困難に思えました。
しかも転ぶという自転車を乗るにあたっては一番リスクな部分を補うための、
1.バランス感覚を取る
という工程をふっとばしています。
これは車に乗る時に例えると、
アクセルペダルはどれかを教えてもらったけど、
ブレーキペダルは教えてもらっていない状態といっしょです。
何回も転びながら自転車に乗れるようになった苦労を思い出します笑
しかし、ペダルなし自転車は違います!
1~4の工程を順序良く身につけることができるのです。
両足を蹴って前に進めるので、
最大のリスクとなる転倒を回避できることができます。
というか、この転倒しないようにするためのバランス感覚を養うところから
練習ができるのです。
バランス感覚が取れる様になったら、
目線を前にする時間を延ばす。
体の重心で曲がることを覚える。
・・・
と、1つずつ意識してできることは何回も練習することによって、
無意識できるように変換していくのです。
補助輪練習よりもペダルなし自転車の練習の方が上達が早いのは、
1~4の工程を意識→無意識のステップを踏んで、できるようになるからです。
だとしたら、
この意識→無意識の法則は日常生活には応用が可能です。
例えば、プレゼンの練習。
原稿を見ずに話す
と
身振り手振りをつける
ということを同時に意識して練習することは難しいです。
最初に、
原稿を見ずに空ですらすらと話せる
ようになってから、
ここぞという時に、身振りを付ける練習をします。
その方が、断全的に上達が早いです。
二兎を追う者は一兎をも得ず
ということわざがありますが、その通りだと思います。
意識してやることを
無意識でできるようにする。
これを1つずつ!!!!
ぜひぜひ、今から意識して取り組んで見て下さい。
ありがとうございました。
参考サイト: