ディズニーランドは「テーマパーク」というよりは、「スーパーマーケット」である。
こんにちは。たかつーです。
今回は、ディズニーランド・シーの経営戦略についてです。
先日、友人からプレゼントということで、
ディズニーランドのペアチケットをいただきました。
3年くらいディズニーには行ってなかったので、
チケットの金額を調べると大人6900円。
ディズニーランドのチケットってこんなにしたんだ...!
と思いながら、友達にとても感謝の気持ちでいっぱいになりました。
6900円のチケットをただで手に入れたのだから、
行かない訳にはいきません。すぐにディズニー好きな友達を誘って、
ディズニーに行く日取りを決めました。
この時に、ディズニーの罠にすでに引っ掛かっているとも気づかず...(笑)
みなさんは、
ディズニーランド・シーで遊んだ時の総合計費用を算出したことが
ありますでしょうか?
ぼくは6900円のチケットをもらった際に、
ディズニーに入って友達と夢の国に心踊らせながら楽しむ姿を想像します。
一見して6900円のみで、夢の国を楽しむ権利を手に入れたと喜ぶわけです。
結局僕は、ディズニーランドをただで楽しむ権利を手に入れたにもかかわらず、
ディズニーランドに入ったら、7000円ほど使ってしまいました。
チケットをただで貰っているので、
本来かかるべき費用がかからないという心理的な緩みから、
おなかがすいたなと思ったら、道行くポップコーンやチキン、ビールを買っていました。
さらに、チケットをくれた友達にお礼をしようと、
おみあげを買っていきます。
夢の国に入る前は、ただで行けてラッキーと思っていたのに、
一旦入ると気がつけば、チケット代と同じくらいの金額をディズニーランド内に
落としていたのです。
さて、みなさんは、
ディズニーランドのチケット収入と飲食・商品販売収入は、
どのくらいの比率だと思いますか?
これは、オリエンタルランドが株主向けに出しているレポートから抜粋したものです。
円グラフのところを見ると、
・アトラクション・ショー収入
・商品販売収入
・飲食販売収入
・その他収入
という風に別れています。
アトラクション・ショー収入は、まさしくチケット代の収入のことをさします。
商品・飲食は、ディズニーの入口にあるおみあげ屋さんや
各場所にあるレストランの収入です。
チケット収入が42%、商品・飲食収入が56%です。
チケット収入よりも、商品・飲食収入の方が高いのです。
もちろん、ディズニーといったらテーマパークを楽しむのが、
私たちにとってはメインですが、
ディズニーを経営している側から見たら、物販の方がメインだったりするのです。
このようにメインにするもの以外でより多くの収益を上げるビジネスモデルはたくさんあります。
例えば、HISの格安パッケージツアーです。
ツアー価格自体は安いです。なんでそんなに安くできるのかと言うと、
ツアー内でおみあげ代を落としてもらうような工夫をあらかじめ考えているからです。
このようなビジネスモデルを敷いている商品はたくさんあるので、
ぜひぜひ色んな視点で商品をみてみてください。
ひとつ問題を出しておきます。
Q.ディズニーの収益の2重構造の考え方を応用している、
インターネットサイトを3つあげよ。
ヒントは、、、
有益な情報を無料で公開していることです。
ありがとうございました。